こんにちは!
2018年も今日を入れて、2週間あまりとなりました。
年末の挨拶まわり、年賀状の準備、忘年会はしごなど
バタバタしている頃ではないでしょうか?
そんな今日は、今の若者の離職率について
振り返ってみたいと思います。
以前から言われてきましたが、若年層といわれる20代の離職率が高く、
次世代の育成に困っている企業様は多くないでしょうか?
2017年の厚生労働省の統計データによると、20代の離職率が男女とも40代と比べて
3倍~5倍多いというデータが発表されました。
なんとなく多いなーと思っている方もいらっしゃったと思いますが、絶対数が
”少子化の影響で少ない20代”ということを踏まえると、感覚以上に多いと思いませんか?
しかし、スタッフの定着とは、実は日本に限った話ではありません。
実は、海外でもコアな人材を定着させる人事戦略は重要な経営課題と言われています。
そもそも、なぜ20代の離職率が高いのか?
これは、人間の考え方である「主観的期待効用」というマインドが関係しているといわれています。
難しい言い方ですが、簡単に言えば、個人がどれだけ期待されているか?
これに付随して、人間は本能的な考え方として”比較”というものを行います。
この比較とは、会社内では同僚や先輩、ビジネスに目を向けると競合先、またはその他の企業との
賃金、福利厚生、今後の可能性・・・
いろいろな場面で比較するケースも多いと思います。
若年層の考え方が多いのは、外に考えを求めることです。
背景には、バブル崩壊後、デフレによる不景気が続きました。
その結果、安定を求めるマインドが強く働く傾向になりました。
一方で、40代~50代世代はバブル全盛期を経験しており、
安定より成長を求めて、ステップアップなど出世という考え方になります。
同じ比較でも、外と比較するのか、世代の考え方の変化で
離職率というデータに色濃く反映されています。
世代間の考え方を共有することも
今後の企業運営、発展に関しては
必要になってくるかもしれませんね。
では!