こんにちは!
8月も早くも下旬に差しかかり、今日は夏の甲子園の決勝戦ですね。
自分は昔から、夏の甲子園が終わると、8月がもうすぐ終わって夏がもう終わってしまうと
思ってしまいます。
ただ、最近は9月も暑いので、実際に夏はもう少し居座るんですけどね・・・
今日は厚労省からとあるデータが公表されたのでお伝えしようと思います。
実は、厚労省の「雇用動向調査」で転職を行った年齢層に応じて、賃金が増えている層と減っている層が
くっきり分かれていることが明らかになりました。
元来、日本は終身雇用、年功序列が多いため、転職すると賃金が減少するのが一般的でした。しかし、近年は
深刻な人手不足によって、転職後の賃金増は5年連続で賃金減を上回りました。
年齢層別で見ると、20代・30代のおよそ4割以上が転職後の方が賃金が増えたとのことでした。
特にIT企業だと優秀な若手社員には年収1000万以上を支払うケースもあります。
ただ、求職者の思惑は少し異なります。転職理由の1位は人間関係、2位は自分の将来が気になる、3位がやりたいことが他になる・・・
お給料の項目は8位です。
こうした思惑のズレを解消するには、企業側としては、面接に来てもらうために、同業他社とのベンチマークで給料という項目で
少しでも良い人材を獲得しようという狙いです。
その中で「どんな人か」「うちでやりたいことはどんなことか?」「将来どんなことを目指しているのか?」といったことを
掘り下げて選考していくような形です。
結果、若年層は転職した先で賃金が増える結果になるケースが多いです。
一方、中高年の層は転職で賃金が大幅に減ることが多いんです。
理由は年功序列で勤めてきた今まではそれなりの賃金で働いてこられたのが、
転職となると、各企業は未経験向けの給与表記となるため、経験者優遇の表記があったとしても賃金は下がってしまいます。
また、定年を迎えてからの再雇用となると、子会社への出向や再契約となるのが要因と思われます。
今後の採用市場のキーとなる、若年層と中高年の採用ターゲット。
これらをターゲットとするときの、賃金制度の見直しが今後さらに必要になってくるのではないでしょうか?
では!