こんにちは!
秋の長雨シーズンですね。
また、最近はまとまった雨が全国各地で降っているので、先日の台風で被害に遭われた地域の方や
山間部の近くにお住まいの方は、くれぐれもお気をつけてくださいね。
本来なら、1年のうちで1番過ごしやすい季節で、すっきり晴れてほしいものですが・・・
今日のテーマは「内定辞退」についてです。
内定辞退 と言う言葉を聞かれてどのような受け取り方をされるでしょうか?
欲しい人が取れなかった。想定見込み数から減ってしまった。など
マイナスのマインドが働くことはないでしょうか?
結論としては、「内定辞退は悪いことではない」ということです。
なぜなら、昨今の学生の内定辞退は実は6割に達する状況です。つまり内定者から4割しか受諾していないということになります。
さらに、企業が自社の採用ブランド(大企業などのネームバリュー、知名度、社会的評価)などの外的要因に依存せずに、地道に優秀な人材を
頑張って発掘し、出会っていけばいくほど、採用の競合は強くなって、必然的に内定辞退率は高まっていきます。
その現状を知らずに内定辞退に結果に対して、評価を下してしまうのは早計ということになります。(ベンチマークとしては正しいのだから)
よって、内定辞退を受けた企業としては、あくまで求職者がより強い他社に行ったということで、こちらに主導権は無いわけです。
結果として「惜しかった」という事実を受け止めながらも、優秀な人材には出会えているわけなので、候補者の集団形成(母数形成)は成功しているわけです。
1番採用する上で、企業の価値を下げてしまうのは、内定辞退率の高さを「悪」として考えることです。内定辞退を下げようとすることは、競争に参加しないということになります。
つまり、内定辞退しないような人=他社が採りたがらない人を集めるということになります。
現在は、少子化も背景に、志望度というものを評価の対象にして採用を考えるのは時代遅れです。なぜなら、志望=働きたい会社 ではないからです。
まずは、うちで働きたいと思ってもらえる会社にして、それを学生にアピールして、それで来た学生の志望度を選考をしながら高めていけばいいのです。
しかし、現状は内定辞退の考えを「悪」とする経営者の方が多いです。なぜなら、経営者は採用の最前線で実際に動くのではなく、あくまでも
結果=数字で評価しているからです。(前年比、費用対効果、応募数、面接数・・・)
数字はウソをつかない。という言葉があります。確かに、結果として示している現実は正しいですが、実際に動いている人は昨年と今年では異なります。
さらに、社会情勢や景気、流行など情報化社会と言われてます。比較という考え自体が古いかもしれません。
さらに採用活動で恐いのは、内定辞退した人の声、落とした人、途中で選考を離脱した人の声というのが拾えないことです。一般社会では失敗という事象は
クレームや欠陥といった形で表れるので、問題点が明らかになります。その問題点の解決に尽力すればいいわけですが、採用活動はそれができません。
よって、採用活動に対しての真の失敗は内定辞退率・数という目先の数字に囚われて、本当に欲しい人材の獲得競争に参加していないということです。
そのために常に、成功へのステップとして、取り組むことで、他社との競争に勝てる口説き文句や、職場環境を改めるといった次のアクションにつながっていきます。
来年からは通年採用が始まり、さらに採用競争は激化していきます。それこそ、今年のデータは通用しません。
弊社もいっしょに伴走していきますので、よろしくお願い申し上げます!
そんな弊社では11月15日に梅田グランフロントで採用セミナーを無料で開催します!
お忙しい中、恐れ入りますがタイミングが合う方は是非お待ちしております。
では!