こんにちは!
先にあげた「採用ブランディング」の事例を一つ紹介したいと思います。
企業は株式会社任天堂 です。
知名度では、ゲーム業界のトップクラスに君臨する企業ですが、
今はアプリゲームなどの急激な普及に伴い、必ずしも前途洋々ではありません。
そんな「スマホ」というハード商品に対して、同じハード商品で対抗したのが、
彼らの「ニンテンドースイッチ」です。
テレビにつないで楽しめる一方で、持ち運びながらでも楽しめる工夫を凝らした最新作です。
そんな彼らの「採用ブランディング」とはどういう所でしょうか?
それは、企業HP内にある「採用サイトの充実度」です。
箇条書きでまとめると・・・
①新卒、転職、契約社員、障がい者雇用、インターンシップ と各採用ページが単独で公開されている。
②任天堂が行う合計59職種すべての仕事内容が紹介されている。
③仕事の楽しさばかり伝えるだけでなく、あえて厳しい瞬間、難しい場面も伝えている
④スタッフの生の声を盛り込むことで、「盛らない」中身となって具体的・信憑性の高い内容である。
⑤誰もがぶちあたる壁と、乗り越えた方法、そして乗り越えた先に待ってた喜びの瞬間を仕事の流れでまとめている。
任天堂で仕事をしたことがない方(当たり前ですが・・・)に向けて、業界経験の方はもちろん
未経験(新卒の方)でもわかりやすい採用HPである。
さらに、すべてのお仕事を公開することで、自分が本当にやりたい仕事を深くしることが出来るため、入ってからの
ミスマッチも無くなる。
さらに、ゲームの完成までの裏話や、スタッフのこだわりなどが細部まで凝ってるのが記載されているので
創意工夫、一致団結、試行錯誤といった、ありきたりな求人原稿よりもわかりやすい。
この任天堂の行動は、求職者がナビサイトを以外に、企業HPを見る行動に則って行ったものである。
ここまでこだわると、一度見ると、頭に残るコト間違いないですよね。
それが口コミという世間に広まってくれると、自然と興味のある方が集まってくるという仕組みです。
よく求人広告自体に予算(掲載料金)をかける(高いプラン、ずっと垂れ流し掲載)企業がありますが、
その予算をHPのリニューアルに用いることも手段の一つです。
恒久的に残るのは掲載媒体に載る中身ではなく、HPの情報です。アクセス数からしても、圧倒的にHPのアクセス数のほうが多いです。
今の求職者はSNSを介して情報の伝達は急激なスピードで処理しています。
もちろん口コミも同様です。
発信の仕方を見直すだけでも、採用ブランディングを試す価値があります!!
これを気に、自社のアピールポイントやストロングポイントを洗い出したり、
あるいはスタッフにアンケートをとって、自社を選んだ理由は志望動機などを思い返すのも良いかもしれませんね。
意外とヒントは近くにあるかもしれません。
是非、活用してみてはいかがでしょうか?
では!